スーパーのマグロの赤身が好きの人は本マグロの真ん中・天身を食べるべき話

スーパーのマグロの赤身を食べて満足していませんか?そんなあなたのマグロの価値観が変わる話です。
マグロは本マグロの真ん中、腹中の天身がナンバーワンです!これを食べたら今までのマグロの刺身は食べられません。
天身の旨味、まぐろ本来の脂を堪能してください。

今回はこの記事を通してよりマグロを美味しく食べてもらいたいなと思います。

マグロの王様は本マグロ

結論、美味しいマグロは本マグロです。

本マグロ

本マグロは別名「クロマグロ」と呼ばれ、マグロ界の王様として最も人気の高い種類です。

日本近海を含む北太平洋や大西洋で漁獲され、黒く光る魚体と3m近い大きな身体が特徴です。

本マグロは高級魚で、天然物になると1尾で約100万円以上の値打ちがします。高額で取引されることが多いため、「黒い海のダイヤ」と呼ばれることもあります。

お正月の風物詩 すしざんまいの社長さんで有名な初競りも本マグロです。

初競りでは過去には3億を超える値段がついたこともあります!!すごい

本マグロの旬は冬で、鮮やかな赤い身と濃い旨味が特徴です。

主に、刺身やお寿司として食されることが多いです。

近年は冷凍が盛んで、美味しい本マグロを瞬間冷凍し、食卓にそのままの美味しさを届けられるようになりました。

南マグロ

南マグロは別名「インドマグロ」と呼ばれ、南大西洋の海域で漁獲されます。

南マグロは、メバチマグロやキハダマグロと同じ中型種と呼ばれる種類で、大きさは最大で2.5mほどの大きさです。

本マグロに次ぐ高級魚として有名で、大トロがとれる種類でもあります。

南マグロは、本マグロのマグロらしさの風味は少ないですが、味は濃厚です。

特にアメリカのボストン産は旨味が強く根強い人気がありあます。

刺身やお寿司で食されることが多いです。養殖も盛んに行われ、年中美味しい南マグロを味わうことができます。

ビンチョウマグロ

ビンチョウマグロはマグロの中では小型種です。

主に全世界の熱帯・温帯海域に生息し、体長は最大約1.5mほどで、日本では和歌山などの、わずかな領域でのみ漁獲することができます。

ビンチョウマグロの特徴は、もっちりとした食感です。さっぱりとした食感で、マグロ特有の血のような味はしません。

ビンチョウマグロの旬は冬で、冬になると脂がのり、回転寿司で腹身は「ビントロ」と呼ばれ販売されています。

スーパーや回転寿司などで手頃な価格で食べられるマグロとしても人気が高く、シーチキンの原料として使われることも多いです。

メバチマグロ

メバチマグロは別名「バチマグロ」と呼ばれ、大きさは最大2.5mほどの中型種です。

メバチマグロは全世界の温暖海域で漁獲され、日本近海で獲れるものはやや小型な特徴があります。

メバチマグロの特徴は、赤身の鮮やかさと、風味です。

特に関西地方の方が好んで食されることが多く、旬は冬です。

メバチマグロは、トロと呼べる脂はありませんが、腹身はスジが多いですが旨味があります。

キハダマグロ

キハダマグロは漢字で「黄肌マグロ」と書かれ、全体的に黄色味を帯びた姿が特徴のマグロです。

キハダマグロは、ミナミマグロやメバチマグロと同じ中型種ですが、日本近海で獲れるものは最大1.5m程度とやや小型なものが多いです。

キハダマグロはあっさりとした赤身が特徴で、刺身や回転寿司で食べられることが多いです。

マグロは色々な種類があります。料亭や高級寿司店で扱うマグロから、シーチキンに使われる加工用のマグロまであります。

回転寿司やスーパーでよく見かけるのは何?

答えは、メバチマグロです!

生でも冷凍でも流通が多く、クロマグロの5倍~7倍の漁獲量、輸入量があり、
冷凍モノは安価で仕入れることができお手頃です。

関東と関西でも違いますが、キハダマグロも流通が多いマグロです。
キハダマグロは脂が少なく、腹身でも中トロと呼べる部位はほとんどありません。
しかし、鉄火丼や、カルパッチョなどには抜群で、人気のマグロです。

マグロの美味しい部位は真ん中

マグロには 頭 真ん中 尻尾 と三等分に分かれます。

頭の部位には、脂の乗ったカマトロ、頭肉、頬肉や大トロなど、脂が多いのが特徴です。

マグロは尻尾を動かして泳ぐため尻尾に近い部位ほど筋肉質で脂身が少なく、頭に近いほど脂があります。

一番おいしいのは真ん中の部位です

マグロの一番は真ん中です。頭は脂はありますがスジも多いです。

尻尾は身は締まっていますが、脂が少ない。

そこで、真ん中は、筋が少なく、程よい脂があります。

腹中の天身

美味しい部位は真ん中ということがわかったと思います。

ここで、さらに真ん中にも 背中 と 腹中 に分かれます。

人間と同じで、マグロも背中と腹があります。

お気づきだと思いますが、美味しいのは腹です。腹は背中より脂が多く、よく聞く中トロはここの部位です。中トロは真ん中のお腹の部位

そして、中トロほどは脂がないが、旨味が凝縮しているのが天身と呼ばれる部位です。

天身はマグロの真ん中の背中と腹の間にある希少部位です。

ここが旨い!!

スーパーのマグロより冷凍マグロがうまい理由

街のスーパーにも本マグロは販売されています。生の本マグロも最近では見かけるようになしました。

生は冷凍より美味しい。違います!今は冷凍の技術も進み、しっかりと食卓にまぐろ本来の旨味を届けられるようになりました。

一般の家庭にインターネットやSNSが普及し、冷凍からの解凍方法も簡単にググれるようになりました。

天然と養殖の違い

天然ものは、様々な海域で泳いでいるマグロを漁獲したもの。遠洋ものは船上で締め、船の冷凍庫で急速に冷凍します。近海ものは、船上で氷詰めにして水揚げし「生」として扱います。

養殖には、卵から孵化したばかりの稚魚から育てるものと、卵を孵化させて育てる完全養殖があり、クロマグロ、ミナミマグロが対象になります。日本では鹿児島・長崎・愛媛・高知が主な産地です。完全養殖は30年以上の研究を経て2002年に近畿大学が成功し、「近大マグロ」として話題になりました。

蓄養とは、幼魚や痩せた成魚を捕え、生け簀などで育てます。クロマグロはスペイン・クロアチア・マルタ・トルコ・ギリシャなど地中海諸国で行われ、ミナミマグロは、オーストラリアやメキシコで行われています。養殖と蓄養は育て方が異なりますが、日本農林規格(JAS)法により店頭ではどちらも「養殖」として扱われます。

天然ものは一本一本の品質が異なりますが、歯ごたえと繊細な味わいがあり色持ちがします。養殖ものは天然ものと比べるとより脂が乗っています。

まとめ

おすすめするのは間違いなく本マグロです。

そして赤身です。程よい脂があり、マグロ本来の旨味を口いっぱいに感じられます。

今回はマグロ好きの為のマグロ講座でした。


このブログでは美味しい魚、旬の魚を紹介し、皆様の食卓をより豊かに彩っていただきたいと考え更新していきます。

興味がある方は過去の記事も読んでみて下さい。

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